薬膳的テーマ「あさり/血を補い、メンタルの不調に働く」

こんにちは、薬膳マイスターの宮里です。
梅雨は、何かと情緒不安定になりやすい季節です。そんなメンタルの不調に効果的な食材のひとつがあさりです。

あさりは「肝」の働きを整えて、体の余分な熱を取り、情緒不安定からくるイライラやモヤモヤを静めてくれる食材です。また、利尿を促す働きがあり、むくみが気になる時にもおすすめです。

タウリンやベタイン、ビタミンB群などの疲労回復を助ける栄養素が多く含まれているため、疲れを感じている時にも食べたい食材です。

あさりは「造血ビタミン」とされるビタミンB12も含まれており、貝類ではじじみに次ぐトップクラスです。

【あさりの薬膳的効能】

・体の余分な熱をさます
・水の巡りを整え、むくみの改善につなげる
・余分な水分を排出を促す
・心神(心と精神)の安定を促す
・血を補う

あさりのパスタといえば、白ワインベースの「ボンゴレ・ビアンコ」やトマトベースの「ボンゴレ・ロッソ」が有名です。今日は、ちょっとしたコツでプロ級のおいしさになる「あさりの和風パスタ」をご紹介します。

味の決め手はあさりの選び方と扱い方

ボンゴレの仕上がりはあさりで決まります!!新鮮なあさりをたっぷり使って、上手に加熱するのがポイントです。

あさりは鮮度が命

あさりは調理当日に購入しましょう。ボンゴレには、大きいあさりの方が食べやすいのでおススメです。

使う直前に叩いて、いいあさりを見分ける

砂抜きし終わったら、加熱する直前のタイミングであさりの状態を確認します。 あさりを2つ手に取って軽く叩き合わせ、高く澄んだ音がしたら生きている証拠。死んだあさりは鈍い音がするので、それらは取り除きましょう

パスタを加える前に一度取り出して、ふっくら仕上げる

お酒で蒸したあさりは、一度取り出して最後にパスタに加えます。そうすることで身をふっくらキープするのと同時に、殻などが割れて食べる時に口の中に入るのを防ぎます。

ひと手間加えるだけで、おいしさが格段にアップ! あさりの和風パスタを是非作ってみてくださいね。
あさりの和風パスタの作り方はこちら