梅干しは日本の伝統食です。

日本で梅干しが初めて書物に登場したのは、平安時代中頃で、梅干の原型ともいえる梅の塩漬けが記載されています。江戸時代に入ると、梅干しのしそ漬けが普及し始め、その頃からお弁当にも入れるようになったといわれています。
《参考文献》 松本紘斉著『松本紘斉のよく効く梅百科』(家の光協会)、松本紘斉著『やっぱり梅は効く』(主婦の友社)、松本紘斉著『梅の健康法』(主婦の友社)

ところが、最近は「梅干し離れ」が進んでいるといわれています。
朝ごはん本舗がお世話になっている梅農家の森さん(大分県)も、赤しそ農家の安高さん(福岡県)も「年々、売れなくなってきている…」とおっしゃいます。

その一方で、スーパーやコンビニでは、「梅」を使ったお菓子や加工食品が溢れかえってます。
私には、梅干しの需要が少なくなっていると思えません。

日本で流通している梅の加工食品(梅干しを含めて)の90%以上が主に中国産の梅が使われています。国産の梅は、安価な中国産の梅がおさえられているのが現状です。

梅干しは、日本の伝統食なのに。
なんとも言えない悔しさ、悲しみ、そして無力感を感じます。

微力だけど、日本の梅干しを守りたい!
いいもの作り続ける農家さんたちを支えたい!

決意新たに、毎日毎日、梅干しの開発が続きます。(続く)