手で食べても指がベタベタせず、持ち運びできる梅干しを作りたい!
家の梅干しをつぶしたり、梅酢を加えてみたり、いろいろやってみるけど、なかなかうまくいかない。 

そこで、情報収集としてスーパーやコンビニで梅系のお菓子を片っ端から購入して市場調査を開始。

お店に行ってみると、「梅」と名前がついたお菓子の種類が予想以上に多いことにびっくり。早速食べてみると「あれ、なにか違う」。食べたあとに、口の中がザラッとした違和感が残ります…。
裏表示を見ると、原材料の梅の産地はほとんど中国産。しかも、添加物が山のように入ってます。

娘の偏頭痛を治したくて、新しい形の梅干しを作ろうとしているのに、添加物が入ったら本末転倒。添加物を使わず、森さんの完熟南高梅(大分県)とあたかさんの赤紫蘇(福岡県産)、沖縄県産の天日塩だけで作ろう!と改めて決意しました。

そこでまずは、朝ごはん本舗で当時販売していたつぶれ梅をひたすらすりつぶし、薄く伸ばし、レンジで乾燥したり、オーブンで焼いたり、試行錯誤の日々。毎日、仕事が終わってから試作品を作り、休日は朝から晩まで試作品作り。
我が家は、梅干しの試作品で溢れかえる始末です。

試作品といえども、捨てるのはもったいないので、感想を求めてママ友や娘の友人に食べてもらったところ、「これ、めっちゃおいしい!」と好反応。これは、いける!(かも)

話を少しとびますが、朝ごはん本舗は、多くの農家さんに支えられています。農家さんとの距離感が近く、いろいろ相談できる頼れるパートナー的存在です。

ある夏の日。びわを引き取りに農家さんに行った時のこと。

何気に「今、梅干しを薄く乾燥させて、お菓子みたいな形のものを作ろうとしてるんだけど、なかなかうまくいかなくて、、」と相談したころ、

「いいのがあるよ! 使ってみて!」と渡されたのがフードドライヤー。
びわ農家さんが、ドライフルーツを作るときに使っているもので「今は使わないからプレゼント」と言ってくださり、ありがたくいただくことに。

フードドライヤーを使うことで、今までの乾燥ムラがなくなり、イメージ通りの形の梅干しができるようになってきました。

これでいける!
自信満々で娘に試食してもらうと「お父さん、これ、酸っぱすぎて食べれない」と一言>0<
乾燥すると見た目はよくなっても、塩分濃度が高くなりすぎて、かなりしょっぱい。
また一からやり直しになりました。(続く)