薬膳的テーマ「気力回復」

こんにちは、薬膳マイスターの宮里です。

近年、さつま芋ブームは確実に来ていますよね!
首都圏を中心に焼きいも専門店が増えてきていて、台湾、シンガポール、中国では日本のさつま芋を使った焼きいもやスイーツ店には行列ができているとか。

しっとり・ねっとり・ほくほく・・・・・・品種が違えば味わいも違います。
私の好みはしっとり・ねっとり系のシルクスイート、安納芋、紅はるか、マロンゴールドなどが特に好きです。

薬膳でさつま芋は人間の活動のエネルギー源である「気」を補う食材です。

「気」は、食べ物が胃腸で消化されてから作られます。気が不足すると胃や腸が弱く、消化吸収機能が低下するので、気が作れない状態になります。その結果、風邪などのウイルスに対する抵抗力も落ちてしまいます。

【さつま芋の薬膳的効能】

・活動エネルギーを補う

・気力回復

・消化吸収機能を高める

・むくみ改善

・便通をよくする

さつまいもといえば、焼き芋を真っ先に思い浮かべる方も多いと思うのですが、今日はさつまいもときなこを使った「さつま芋のきな粉和え」をご紹介します。

さつま芋を水で洗い、水気をきる。1~1.5㎝幅の輪切りにして、一口大の輪切りや半月切り(大きい場合は銀杏切り)にする。

※さつま芋の色が変色するので使う前に水でさらす方が多いと思いますが、栄養面で考えると水溶性の栄養素が水に溶けだすので、水でさらさず使うのがおすすめです。

フライパンに厚切りの(薄いなら2枚重ねてもよい)キッチンペーパーを敷き、水100mlを入れて中火にする。フライパンにさつま芋を並べ、中火で温まったら弱火に落としてゆっくりと時間をかけて柔らかくなるまで蒸す。水が足りなくなれば足します。竹串を刺して柔らかくなれば火を止める。

さつまいもを取り出し、フライパンにバターを入れて溶かし、さつま芋をいれて水分を飛ばす。お好みで焼き目をつけてもよい。

ボウルにきな粉、塩少々、お好みできび砂糖(さつまいもが甘い品種の場合は必要ない)をいれて、その中にさつま芋をいれて混ぜ合わせれば出来上がり。さつま芋のきな粉和えの作り方はこちら