薬膳的テーマ「春はデトックス(解毒)」

こんにちは、薬膳マイスターの宮里です。

春は、冬に溜まった毒素を排出するため肝のは働きも活発になってきます。
緑食材は肝の働きをサポートしてくれます。


触感や風味の異なる具材が、やさしい味わいの白和えの衣で一つになる美味しさ!を味わえる素敵な料理だと思います。


【ほうれん草の薬膳的効能】

・血を補い、止血の作用がある。
・津液(※しんえき)を補う。
・身体に潤いを与え、喉の渇きに働きかける。
・余分な熱を取り除く、安定させる。

※津液(しんえき)とは、人体中の正常な水液の総称で、唾液、胃液、涙、汗などが含まれます。津液の主な作用は、潤いを与えることであり、津と液に区分され、その性質、分布、作用も異なっています。

そこで、今日は「ほうれんそうの白和え」をご紹介します。
ほうれんそうの白和えの作り方はこちら

かつおだしが入りでだしの旨味たっぷり。ひと手間、ふた手間かかるので、私は、お客さまが来られるときの「おもてなし」の一品として作ります。

具材が数種類入る白和えは和食の副菜の中でも、少し手間がかかり難しい料理かもしれません。
水切りに時間を要するし、本来なら裏ごししてつくります。でも、なるべく手間をかけないで作るには文明の利器(ブレンダーやフードプロセッサー)を活用し、時短に美味しく!を心がけています。

白和えは、白ごまでも黒ごまでもどちらでもおいしく作れます。

写真左は白ごまベース。
写真右は黒ごまベースでつくりました。肉眼だとわかりやすいのですが、写真だとほとんど見分けがつきませんね(ノ_・。)

白ごまで作ると見た目が上品で、やさしい味わい。
黒ごまで作ると見た目にパンチがあり、香り高い味わい。
どちらもおいしいですよ!
春のおもてなしに作ってみてくださいね。

ほうれんそうの白和えの作り方はこちら

次回は、私の母直伝の我が家のレシピをご紹介しますので楽しみにしてください。