
びわは、とても繊細な果物。
少しぶつかっただけでも傷がつきやすく、その傷みから真っ黒に変色してしまうこともあります。
だからこそ、びわ農家さんたちは昔から「収穫の道具」にまで気を配ってきました。
今回、びわ農家の早苗さんに見せていただいたのは、100年以上受け継がれている竹籠。なんと、おじいちゃん、そのまたおじいちゃんの代から使われてきたものだそうです。
今はプラスチック製の収穫かごもたくさんありますが、びわ農家さんたちが今でも竹籠を使い続けるのには理由があります。
それは、竹が“しなる”から。
竹にはほどよいやわらかさがあり、収穫したびわをふんわり受け止めてくれます。
硬い素材のかごと違い、びわを傷つけにくいのです。
実際に触らせてもらうと、長年使い込まれた竹籠は手になじみ、どこか温かみがありました。
便利な道具が増えた時代ですが、昔ながらの道具が今も現役なのは、「昔の人の知恵」がちゃんと理にかなっているからなのだと思います。

おいしいびわは、ただ育てるだけではできません。
こうした小さな工夫や、代々受け継がれてきた知恵によって、ひとつひとつ丁寧に収穫されています。
今年も大玉びわをたくさんご注文いただき、本当にありがとうございます。
まもなく大玉びわの季節が終わり、6月上旬頃からは露地びわへと移り変わります。
露地びわは、大玉びわほどの大きさはありませんが、その分、果汁たっぷりで濃厚な味わいがぎゅっと詰まっています。
大玉びわの発送は6月4日頃まで。
父の日の頃には、露地びわが最盛期を迎える予定です。
今年もびわ好きのみなさんに喜んでいただけるよう、農家さんと一緒に心を込めてお届けします




